Leicaエクスペリエンスラボ

技術・素材の進化と熟練の職人技、両輪で支える歯科技工の世界Case Studies

メディカル

歯の詰め物や、被せ物をした経験のない人は少ないのではないでしょうか。これらや、入れ歯、差し歯などを作製するプロフェッショナルが歯科技工士です。患者さんと直接接することはない裏方ですが、審美的にも優れた精密なものを作るには、深い専門知識、技術、経験が要求される非常に厳しい仕事です。

歯科技工士として一線で活躍されるほか、歯科技工士のスキルアップを目的としたセミナーにも積極的に取り組んでいらっしゃる、相澤昭男先生にお話しを伺いました。

 

日々進化する機器、素材を、熟練の技で使いこなす

相澤先生と、ライカ A60

相澤先生と、ライカ A60

歯に詰め物や被せ物を施したり、差し歯や入れ歯というのは、古くから一般的になじみがあることですが、それらを作り出す技術や素材、制作に使用される道具などは、日々進化を続けています。「この仕事を始めて36年になりますが、始めた頃とは全く変わりました。技術、素材だけでなく、学術的な部分でわからなかったことがわかってきたことで新しい理論ができて変わったこともあります。精度を高めるための理論ができて、それに伴って製品が開発されてきたのです。」画期的な技術や製品が開発されても、それを使いこなしてより質の高い結果を出すためには、深い専門知識と経験に基づいた職人的な技が必要です。変わっていくことと、変わらずにあり続けること、この両方が混在することで進化を続ける、それが歯科技工の世界なのです。

 

 

より高い精度への要求に対応するため、行きついたライカ 実体顕微鏡

「昔は目視やルーペで十分だったのですが、使用する素材や機器が変わっていくと、仕上がったものが正確にきちんとできているのか確認できるものが絶対に必要になりました。」そして、相澤先生が行きついたのがライカ 実体顕微鏡でした。「歯と金属の境目をマージンと呼びますが、ここをいかに高精度にぴったり合わせるかが私の仕事で最も重要なところです。ここに隙間があると、菌が入り込んで虫歯になってしまいます。正確な適合、フィットのためには、顕微鏡は必須です。」相澤先生がライカを選ばれた理由はなんだったのでしょう。「明るく見やすいので、目にやさしい。また、長時間の作業になるので負担のかからない姿勢でのぞくことができるのも大きなメリットです。ライカ A60はFusionOpticsを搭載しているのも気に入りました。」とライカ顕微鏡の優れた光学性能とエルゴノミックデザインを、決め手として挙げられます。FusionOpticsとは、左右非対称の光路から異なった情報を脳にインプットすることで、今まで不可能とされていた立体感と高解像度の両立を実現させたライカ独自の技術です。

 

顕微鏡を使うのは、技術者としての良心とプライド

歯科医であり、奥様の相澤明江先生と。

歯科医であり、奥様の相澤明江先生と。

「顕微鏡を使うと精度はあがりますが、どうしても作業に時間がかかります。精度や質よりも効率を優先するならば、顕微鏡は不要です。逆に技術者としての良心とプライドを持って、質の高い仕事で患者さんのご期待に応えたいという志があるならば、顕微鏡が絶対に必要です。顕微鏡を使うと遅くなりますが、いい仕事ができるので達成感が違います。」と相澤先生。

(有)エースデントは、相澤先生の奥様である歯科医の相澤明江先生が院長を務める、あいさわ歯科医院に隣接しています。明江先生は、「型をとったらすぐに隣で石膏にしてもらえるというのは、とても安心です。歯科技工が必要な患者さんには、技工士も一緒に話すようなことも患者さんのメリットになるのではと考えています。」とおっしゃいます。ご夫婦二人三脚で、診断、治療から歯科技工まで、トータルなケアを提供されています。

 

 

有限会社 エースデント代表取締役 歯科技工士相澤 昭男先生

1980年 愛歯技工専門学校卒業。昭和大学歯科病院中央技工室勤務を経て、2005年 (有)エースデント開業。

作業用実体顕微鏡ライカ A60

ライカ A60S スイングアーム付実体顕微鏡は、「微細構造物の製造工程におけるツール」としてご使用いただくことだけにフォーカスした光学設計により、従来では考えられない深い焦点深度及び求められる解像力という工学的に相反する条件を両立しています。このことにより圧倒的な使いやすさを実現したライカA60は、生産性の向上に大きく貢献する可能性を持つ従来にないまったく新しいツールとしての完成品となっています。