マイクロエンドサージ(精密根管治療)のすすめ – コツをつかめばマイクロスコープは飛躍的に便利になる!Case Studies

メディカル
重岡修司先生(御所南しげおかデンタルオフィス)
お客様 重岡 修司先生
御所南しげおかデンタルオフィス
業種 歯科医院
用途 マイクロエンドサージ
使用機器 歯科用マイクロスコープ ライカ M320 F12

背景

私のところに来られる患者さんの多くは、これまでも他の歯科医院で治療を受けてきたけれど、「なかなか治らない」「症状が取れない」という、いわゆる難症例といわれるような問題を抱えていらっしゃいます。

しかし治療をしても症状が改善しない理由・原因は、ほとんどのケースにおいて、見つけることができるんです。その原因を鮮明に映し出してくれるのが顕微鏡。「ここに、これだけ汚れが残っているのが治らない原因だな」というようなことをより的確に診断することができます。

また、事前の説明だけでは、実際にどのような治療が行われたのかを患者さんに伝えることは難しい。治療中の画像や動画をお見せしながら治療内容をご説明すると、「こんなふうになっていたんだ」と感動してくださる方もいらっしゃいます。治療内容に納得できる、という口コミを聞いて来院してくださった患者さんもいました。

ソリューション

M320は、見た目が非常にスタイリッシュでコンパクトな形状です。そして、フルHDカメラが搭載されていて、ヘッドの後方部分にSDカードを差し込むことができて、簡単に静止画や動画の記録ができます。

また、レンズが素晴らしいというのはライカさんのマイクロスコープ全体に共通していることなのですが、中でもM320のレンズは優れていると感じました。

接眼レンズから覗く画質は、非常に鮮明で明るく、実際それが治療時、そして、患者さんに治療後の説明をするときにも非常に説得力を持って伝えることができます。

マイクロエンドサージのすすめ

せっかくマイクロスコープを導入したのに、上手く活用できず使用をやめてしまった、という歯科医院も多くありますので、そういった歯科医院の方々が、手技をどんどんブラッシュアップしていけるよう、私自身も啓蒙活動を行っています。

まず、マイクロスコープの治療で最初に、その有効性を実感できるのは歯内療法だと思います。マイクロエンドサージは1本の歯に集中するので、対象物があまり動かず、最初に取組みやすいんです。特に拡大治療をする際には取組みやすい分野ですし、マイクロエンドサージによって得られる効果も十分に実感できると思います。

現在はマイクロスコープを使った様々な治療が日本国内でも多数行われていて、有名な先生方もたくさんいらっしゃいます。日本のこういった状況は、世界的に見ても決して他国に劣らない技術レベルだと感じています。

いきなり高倍率を使わないのがコツ

マイクロスコープを初めて使った際には、今までとあまりに違う世界が見えるので、つい高倍率で見てみたくなってしまいます。

しかし、高倍率では、出来る作業が限られてしまいますし、ブレも大きいので、使っている方も酔いそうになってしまいます。実際に現場で最大倍率を使うケースは、確認をするときくらいで、普段は最大倍率まで使いません。

大抵は、最初にラバーダムをかけて、まず最低倍率でピントを合わせます。そしてピントがちゃんと合っているかを確認してから、次の倍率ポジションに上げるイメージです。そこからもう1ステップ拡大をして、作業をするということが多いですね。

最新モデル(2017年現在)にはマルチフォーカスのオプションがついていて、片手でピントを微調整できるようになったので、操作が楽になりました。

目の疲労が気になる時には、ライトの明かりを抑えることで目の負担を軽減するようにします。カメラ調整は、全てオートで設定するよりもマニュアルで微調整したほうが良いと思います。一見難しく感じられる方もいらっしゃるのですが、慣れてしまえばまったく苦になりません。ちょっとしたコツを覚えるだけで、マイクロスコープは飛躍的に便利になります。

私にとっては、なくてはならない必須のパートナー

私が重きを置いている根管治療において、マイクロスコープの威力は特に大きいと感じています。マイクロスコープを使わずに根管治療を行なうと、どうしても手探りで治療を行なっているような感覚があるのですが、マイクロスコープがあれば、細部まではっきりと目で確認しながら治療を行うことが出来るので見落としがありません。成功率の違いにつながっていると実感しています。

ルーペなどとの決定的な違いは、やはり、治療中の動画や静止画を鮮明な画質で記録できるところですね。実際の画像を見せることが出来ると、患者さんに対する説得力が違います。

SDカードにデータを保存できるのも便利ですね。SDカードをパソコンで読み込んで、撮影した画像をプレゼンテーションや学会資料などに使用する、といったことも簡単に行えます。

歯科用マイクロスコープ ライカ M320 F12

FullHDカメラ内蔵の歯科用マイクロスコープ。対物レンズマルチフォーカスは、作業長を 200mm から 300mm の広範囲でピント調整が可能。リモコンの簡単操作で、動画・静止画をSDカードに記録でき、再生も可能。HDMI コードで、ライブ映像をモニターへ出力することも出来ます。フロアスタンドタイプ、床固定タイプ、天井懸架タイプ、壁掛けタイプ、ユニットマウントタイプからお選びいただけます。

御所南しげおかデンタルオフィス重岡 修司先生

一般歯科治療のほか、専門的歯周病治療、インプラント治療、マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を用いた精密根管治療を得意としている。   2003年 国立徳島大学歯学部卒業。~2010年 滋賀・京都の一般歯科・病院歯科勤務。~2016年 四条烏丸ペリオ・インプラントセンター 歯周病・インプラント専門医 宮本泰和先生に師事。2016年4月 御所南しげおかデンタルオフィス 開院。

歯科用マイクロスコープライカ M320 F12

FullHDカメラ内蔵の歯科用マイクロスコープ。対物レンズマルチフォーカスは、作業長を 200mm から 300mm の広範囲でピント調整が可能。リモコンの簡単操作で、動画・静止画をSDカードに記録でき、再生も可能。HDMI コードで、ライブ映像をモニターへ出力することも出来ます。フロアスタンドタイプ、床固定タイプ、天井懸架タイプ、壁掛けタイプ、ユニットマウントタイプからお選びいただけます。