「楽しいペットライフ」をサポートする最新の高度獣医療と手術用顕微鏡Case Studies

メディカル

年中無休、夜間救急にも対応、MRI・CT・腹腔鏡・といった最新医療機器を完備、高度な獣医療を提供し、『楽しいペットライフをサポートする』をモットーに平成8年3月開業以来、地域のかかりつけの動物病院として一日も休むことなく診療を続けてらっしゃる愛知県春日井市の平成動物病院。今回は院長の平島康博先生にお話を伺ってきました。

今まで見えなかったものが見える。より丁寧で正確な手術が可能に

平成動物病院では動物同士のトラブル防止や安全のために、犬と猫で受付の入り口を分けています。こういう細かな気配り、またCTやMRIなどの高度医療は別の病院や施設での二次診療が行われるケースが多い中、平成動物病院は一次診療から二次診療まで一貫して行っていますので、飼い主さんにとっては非常に頼れる存在です。インタビューに伺った日も多くの飼い主さんがペットを連れて訪れていらっしゃいました。

非常に多くの最新医療機器に囲まれている先生やスタッフ。その設備のひとつにライカの顕微鏡を選んでくださったきっかけは何だったのでしょうか。

手術を行う平島先生

「眼科用の顕微鏡は以前から使ってきました。眼の手術には顕微鏡が必要だな、と思っていたんですが、外科の手術にはそんなに使わないかな、と思っていたんです。ただ脳や神経の手術をするときに外科手術用の顕微鏡があると便利だということを他の獣医師から薦められました。持っている眼科用の顕微鏡だとアームの長さが短いので、どうしても真上からのぞかないといけない。でも外科手術用顕微鏡はアームが長く、取り回しも楽です。色んな角度で観察できて焦点距離も長いので作業がしやすく、改めて利点を実感しました。」と平島先生はおっしゃいます。

 

「ライカの顕微鏡を選んだきっかけは、やはり“ライカ”というブランド力もありましたが、アイコンカラーでもある赤と黒にクリームといったスタイリッシュなデザインが気に入りました。手術室にあっても邪魔にならない大きさだし、将来的な拡張性を考えると、手術室間移動もできるのでスタンド式にしてよかったと思っています。また実際に使ってみると、本当に術野が明るく照らされ、細かいところまで観察できます。一番多い症例は椎間板ヘルニアなのですが、神経根や静脈層なども非常によく見えます。手術としては見えるところが増えた分、時間がかかるようになりましたが、より丁寧に、正確な手術ができるようになりました。あとは尿管の手術など細かさを要求されるような手術には顕微鏡があると本当に便利です。以前はサージカルルーペを使ってたんですが、確実に顕微鏡の方が高倍でみれますし、また照明が強いので奥まで光が届くんです。ベントラルスロットなどはルーペの真ん中から光をあてていたのですが、それと顕微鏡の光とは全く違うということを実感します。」

 

 

モニタ ーに映し出された画像でOPスタッフも手術の進行状況 を確認

平島先生の手術スタッフとして入られる看護職長の大島さんは、

「以前使っていた顕微鏡だと、先生だけが顕微鏡をのぞいて、周りにいるスタッフは側で見てるだけでした。ライカの顕微鏡を導入して、モニターに映像を出すことによって、はじめて先生が行っている手術がちゃんと理解できるようになりました。そういう意味ではスタッフの教育にも役に立つのではないかと思います。」とおっしゃいます。

 

 

 

 

 

顕微鏡というツールを使うことで、術者としての寿命が伸びる

手術スタッフとして入られる大島看護職長

平島先生は最近視力の低下を実感されているそうですが、顕微鏡がそれを補うツールだとおっしゃいます。

「40代を過ぎると誰もが確実に老眼になります。老眼で困っている先生には顕微鏡は良いツールではないでしょうか。私も顕微鏡を使いはじめて、その違いを実感しています。自分で見えていると思っていたものが、実は見えていなかった事がわかる。顕微鏡を使うことで術者としての寿命が10年ぐらい伸びるのではないか、と思っています。」

 

 

 

 

 

 

 

 

顕微鏡が広げる、色々な手術への可能性

今まで見えなかったものが見える。平島先生は外科用手術顕微鏡を使えばチャレンジできる手術が増えるのではないか、と期待しています。

「今後は獣医療もさらに高度医療化していくと思っています。それに対応できるようハード面でもソフト面でも勉強していかないと追いついていかないと思っています。個人的には今後は色んな新しい手術を試してみたいと思っています。外科用手術顕微鏡を使いはじめて、細かい所まで見えることが分かったので、行える手術が増えると思っています。また動画や静止画を使って、スタッフの教育にも力をいれていきたいと思います。」

 

飼い主にとってペットは大事な家族。丁寧に、そして正確に手術を行ってもらえ、チーム連携のサポート体制がある平成動物病院は本当に地域の心強い存在でしょう。ライカ マイクロシステムズは先生とスタッフの診療と挑戦をサポートし続けます。


<症例画像>

後頭骨骨折の症例写真

 

 

・患者情報 ヨークシャテリア 10歳 メス

・主訴 階段から落下後し起立不可、眼振と捻転斜頸が認められた

・診断 CTおよびMRI検査にて後頭骨の陥没骨折が認められた

・治療 後頭骨の陥没骨折整復手術を実施し、陥没している骨片を除去した

(写真は後頭骨骨折整復時の写真)

・術後経過 術後、眼振と捻転斜頸は消失し、自力歩行が可能となった

 


 

尿管結石の症例写真

・患者情報   和猫 6歳 メス

・主訴   2日前からの元気食欲の低下

・診断  レントゲン検査および超音波検査にて拡張した尿管および尿管結石を認めた

・治療  開腹にて右側の尿管結石(2mm×2mm)を除去した

(写真は尿管結石の摘出後、尿管を7-0バイクリルで2糸縫合している写真)

・術後経過  拡張した尿管は消失し、元気食欲は改善した

 

 

 

 


 

椎間板ヘルニア症例写真

・患者情報  Mダックスフンド 10歳 メス

・主訴  散歩後から腰部痛と後肢の重度の不全麻痺

・診断  CTおよびMRI検査にて腰部の椎間板ヘルニアを認めた

・治療  病変部位の片側椎弓切除術を実施し腹側からの椎間板逸脱物質の除去を行った

(写真は片側椎弓切除術を行っている写真)

・術後経過  重度不全麻痺は改善し、自力歩行が可能となった

 

 

 


 

 

・患者情報  Mダックスフンド 12歳 メス

・主訴  朝起きた時に起立不可、頚部痛あり

・診断  CTおよびMRI検査にて頚部の椎間板ヘルニアを認めた

(写真はVentral slotを行っている写真)

・治療  患者を仰臥位にて固定し、Ventral slotを実施し腹側からの椎間板逸脱物質の除去を行った

・術後経過  術後患者の頚部痛は消失し、自力歩行が可能となった

頸部椎間板ヘルニアのCT検査所見 手術前

頸部椎間板ヘルニアのCT検査所見(手術後)

 

 

平成動物病院院長 平島 康博 先生

獣医師。北里大学出身。平成8年3月開業、平成16年3月から新しい本院に移転し、広く快適な空間でのサービスとCTなど質の高い獣医療を提供し、地域のかかりつけの動物病院として、「楽しいペットライフをサポートする」をモットーに一日も休むことなく診療をつづけている。

平成動物病院ホームページ

http://www.heisei-vet.com/

外科手術用顕微鏡システムライカ M525 F40

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