Leicaエクスペリエンスラボ

顕微鏡はジュエリーショップの有能なセールス・アシスタントCase Studies

工業・産業

株式会社キュー様は、ダイヤモンドジュエリーを販売するECサイト「BRILLIANCE+(ブリリアンス+)」を運営し、銀座と横浜にショールームを構えています。2014年にライカオンラインショップから実体顕微鏡を購入。ショールームにお越しいただいたお客様に顕微鏡でジュエリーを見てもらい、本当の価値を自ら判断していただいています。銀座ショールームを訪問し、カスタマーサポートの渡邉さんにお仕事内容と顕微鏡の役割についてお話をお伺いしました。

 

ダイヤモンドの価値はわからない?

「ここに3つのダイヤモンドがあります。すべて同じ0.4カラットですが、価格差は2倍以上。 一番高額と思うのを選んでみてくださいね」
最も白く輝いているようにみえるものを選びましたが、見た目では全然わからず。
「そのダイヤモンド、残念ながら一番安価なんですよ。」見事に外れました。
「一般の方が判別するのは実は難しくて。そのために鑑定書があるのです。」

 

ダイヤモンドの品質を決める4 C

ダイヤモンドは時間と場所と偶然が生んだ奇跡であり、同じものはふたつとありません。
20世紀半ばまで、ダイヤモンドを評価する共通の基準は存在しませんでした。
しかし今日、Carat(重さ)、Cut(輝き)、Color(色)、Clarity(透明度)の4つの「ダイヤモンドの品質を表す4C」は、
品質を評価するための国際標準として世界中で使用されています。
「ダイヤモンドの4C」の導入により、品質について世界共通の言語で行われるようになりました。買い手も、自分が購入しようとしている商品について正確な情報を得られるようになっています。知らないと損ですね!

 

クラリティとは?

Carat(重さ)やCut(輝き)、Color(色)はなんとなくイメージできる指標ですが、Clarity(透明度)は見た目では非常にわかりづらいです。

ダイヤモンドは地表下120から200キロメートルという地球奥深くで、炭素が非常な高温・高圧にさらされて形成されます。
この過程で、さまざまな「インクルージョン(内包物)」や外部の「ブレミッシュ(傷)」が生まれます。
クラリティ評価は、そうした特徴の数・サイズ・レリーフ・性質・位置と、それらがその石の全般的な外観にどう影響しているかを判定して行われます。完璧に純粋なダイヤモンドというものは存在しませんが、完璧に近いものほど価値が高くなります。
クラリティの評価は、FL(フローレス)を最高に表の右にいくにつれ評価が低下していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラリティ評価は10倍の拡大観察で

SI2クラス以上のクラリティ特徴は通常肉眼では見えない、あるいは見えにくいので、何らかの拡大鏡が必要です。
ジュエリー業界で最も使用されている拡大鏡はルーペで、小さく持ち運びもできるので便利ですし、安いものです。
当社でもルーぺを使って、お客様に鑑定結果のグレードをご説明していました。
でもこのルーぺ、実際ダイヤモンド内部を見るには、慣れていない人には難しいです。
まずダイヤモンドをピンセットではさむところが怖い。高額商品ですからね。
ピンセットで挟んだ後、目とルーペの距離でピントを合わせるのですが、なかなかピントをクリアに合わせられません。
ピントがあっても、ピンセットや目の位置が少しでも変わると、すぐぼけるし、見る角度によって内包物や傷が見えたり見えなかったりで、ほとんどの方は正しく観察できません。
そのため以前からお客様に簡単に拡大観察していただける顕微鏡がほしいなあ、と思い、ネットでいろいろと探索していました。

ライカ顕微鏡との出会い

ある日、たまたまWebで検索したらライカの文字を見つけました。
ライカ=カメラのイメージがあり、ぜひ見てみたいな、と思いました。週末横浜のショールームでダイヤモンド講習会が予定されていた時期で、できれば講習会に間に合うように購入したかった。
東京本社にあるエクスペリエンスラボで、製品評価が可能とのことでしたので、翌日現金を握りしめてオフィス訪問し、実機を見せてもらいました。実際に見てその見えとデザインの良さから即決。その場でオンラインショップから購入しました。

 

見ることで納得のお買いもの

購入後、使ってみてわかったことなのですが、ES2には下からの透過照明が搭載されていて、内包物や傷を見るのにとても良いのです。
従来の上からの照明では、ダイヤモンドからの反射が大きくて、純粋な傷等を見づらいのですが、透過照明だけ照射することで傷がクリアに見える。また10倍に加えて、30倍の拡大観察もできて、ダイヤモンドによって存在する側面(ガードル)のシリアルナンバーの刻印まで鮮明に読み取れます。

この番号が打刻されているダイヤモンドは弊社で取扱う鑑定機関のうち「GIA(米国宝石学会)」にて鑑定されたダイヤモンドに限りますが、鑑定書と石が完全マッチすることをお客様に確認いただけ、好評です。実際グレードが低くとも、見た目には上位グレードと違いがわからないものもありますし、
高グレードの価値を目で見て納得し、選ばれるお客様もいらっしゃいます。
正直かつ鮮明に可視化することで、一生のお買いものを納得して購入いただける、顕微鏡は非常に有効なアシスタントです。
銀座ショールーム用にもすぐ追加で購入してしまいました。

 

ダイヤモンド写真: クラリティ評価(フローレス)と内包物あるいは傷(赤矢印)

[写真1および2]  SI2    [写真3]  VVS1
内包物あるいは傷の程度は同じクラリティ評価でも異なり、評価が高いほど少ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

洗練されたデザイン

ES2はデザインも洗練されていて、ショールーム内のインテリアとしても非常に溶け込んでいます。顕微鏡というと金属むき出しの機器が多く、堂々と表に出せるデザインモデルはないですよね。愛着をもって展示しています。

 

 

顕微鏡を使って、インクルージョンをお客様に見せることで、ダイヤモンドの神秘性を取り払い、品質基準の厳密性をお客様に知っていただくことができています。これからもライカ実体顕微鏡は新しいアシスタントとして活躍することでしょう

 

株式会社 キュー  【BRILLIANCE+】 カスタマーサポート 渡邉 静香さん

学生時代に出席した親戚の結婚式をきっかけにブライダル業界に興味をもち、専門学校卒業後、ずっとブライダルにまつわるお仕事をしています。お客様の数だけエピソードがあり、ご要望を伺いながらジュエリー選びのお手伝いが出来るという素敵なお仕事に、すっかり虜に。

http://www.brilliance.co.jp/

実体顕微鏡ライカ ES2

ライカの光学性能はそのまま、10×、30×の2段階切替え可能な実体顕微鏡。コンパクトながら、最新のLED照明を搭載し、落射照明・透過照明が独立して使用可能です。