「ライカ手術顕微鏡が支える手術室革命」
- 松本眼科手術センター センター長
- 講師:松本惣一 先生
ここ数年、白内障手術や網膜硝子体手術の低侵襲技術・手技は飛躍的に進歩し、より安全に、そして早期に視機能回復が得られるようになった。眼科手術者は、白内障手術ならペリスターのCマシン、硝子体手術ならCやらEマシンなど専用機器にこだわる傾向がある。しかし、顕微鏡はどうだろうか。眼外部疾患から白内障、硝子体網膜まで全ての手術を同じ顕微鏡で行うことが殆どではないだろうか。
プレミアム白内障手術では、最善の結果を得るためのガイダンスシステムや術中波面収差解析装置が必要で、硝子体手術では広角観察システムやレーザーフィルター、術中OCTが必要となる。視認性を犠牲にせず、単一の顕微鏡にそれらの機器を取り付けるのは、もはや不可能である。
そこで、顕微鏡は2台必要と考えた。プレミアム白内障手術にはLeica M822 F40、硝子体手術にはProveo8術中EnFocusOCTを導入し、それぞれの手術に最適な条件を設定した。その優れた光学系とデジタル映像技術を融合することで、明るく解像度の高い被写界深度の深い映像で白内障手術が、高倍率でも低照度を保ち黄斑手術が可能となった。
さらに手術室も、各手術に最適な上記の顕微鏡システムを中核とし、オールデジタル3D Operating Theaterとして設計した。3D HUSの利点である術者の広い術野を最大限に生かし、天井に大型情報モニターを複数台取り付け、管制塔内の如く術者が視線をずらすだけでいつ何時も全ての情報が瞬時に確認できる、安全性や手術の完成度を重視したシステムを合わせて紹介したい。
動画:「ライカ手術顕微鏡が支える手術室革命」
販売名 | 認証番号/届出番号 |
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ライカ M822/M822H F20F40
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13B2X10268822F01
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ライカ PROVEO 8 C42
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13B2X10268PR8C42
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