マイクロスコープが広げる、デンタルサージェリーの未来
歯科用顕微鏡 ライカ M320を導入されたタキノ歯科医院 瀧野 裕行先生にお話を伺いに、京都を訪れました。歯周治療、インプラント治療を専門としている瀧野先生に、デンタルサージェリーにおける、マイクロスコープの役割についてお聞きしました。
マイクロスコープ導入の動機は、高画質動画
「実を言うと、私はずっとマイクロスコープには関心がありませんでした。」穏やかな笑顔で瀧野先生はおっしゃいます。「ずっと拡大鏡を使っていてそれで充分だと思っていましたし、マイクロスコープのような機器に頼らなくても、充分できることを実証したいという気持ちもありました。」そんな瀧野先生が、マイクロスコープの導入を考え始めたきっかけは、高画質な動画を撮りたいということでした。「講演会などでのプレゼンテーション用に、きれいな動画が撮れたらなと思いマイクロスコープの検討を始めました。」フルHDカメラ内蔵で、動画・静止画どちらでもクリアな画像を記録可能なライカ M320は、まさに瀧野先生のご要望にぴったりでした。

見えなかったものが、見える
「動画と同時に、ずっと使っていた3倍から5倍の拡大鏡に限界を感じてもっと高い倍率でよく見たいという気持ちもありました。」マイクロスコープに関心の無かった瀧野先生ですが、実際に使ってみると根本的な概念が変わるほどの衝撃を受けたそうです。「今まで見えてなかったものが、見えるようになった。それによって、治療のクオリティが全く変わりました。今まで、根管治療などの分野ではマイクロスコープの有効性は感じていたのですが、実際に使ってみると根管治療だけでなく、サージェリーを含む全ての分野で有効ですね。特に、デブライドメント(生体に外来から沈着した刺激物、およびそれによって変性した組織などを除去すること)においては、マイクロスコープを使ってみると今まで取り残していた部分があったことに気がつきました。」
ライカを選んだ決め手は、レンズの明るさ
「マイクロスコープの導入検討段階で、どれくらい見えるものなのか、日本で購入可能なほぼ全ての機種をデモしてもらって試しました。」その上でライカのマイクロスコープを選ばれた決め手になったのは、レンズの明るさと画像の美しさとおっしゃいます。「レンズが明るいので術野が鮮明に見える、ライカのレンズの明るさは他と比較しても圧倒的でした。また、フルハイビジョンカメラ内蔵で、動画も静止画も非常に鮮明です。動画は、ライカのマイクロスコープは長く撮れるので、長時間のサージェリーも記録できる、これはとても助かりますね。また、コンパクトで操作性がよく、デザインがスタイリッシュなところも気に入りました。」
<症例動画>
<症例画像>


- 歯科用マイクロスコープ
- Leica M320
Leica M320 デンタルの光学システムは、このジャンルの顕微鏡の定義を変えました。LED を用いた世界初のシステム構成により、顕微鏡観察に新しい次元を切り拓きました。鮮明さ、コントラスト、明るさのすべてで比類のない画像が得られ、しかも深い焦点深度を実現しています。

- タキノ歯科医院(京都府京都市)
- 瀧野 裕行先生
開業以来、15年間で1万人以上の来院数と年間150本以上のインプラント治療実績があり、大学講師と先端医療研修施設(JIADS)講師を務め、国内外での学会や、歯科医師向け講習会などで、講演活動を行っている。
