Leicaエクスペリエンスラボ

地域医療の高度化と、さらなる技術の向上へ
常に高みを目指し続ける情熱をサポートする、ライカ眼科手術用顕微鏡Case Studies

メディカル

東京都八王子市で初めて本格的な日帰り白内障手術を始め、現在累計16,000件超の実績を誇り、都下に5つの眼科クリニックを展開する医療法人インフィニティメディカル理事長、近藤眼科院長の近藤義之先生に、眼科手術と顕微鏡をテーマにお話しを伺いました。

 

15,000件を超える実績、日帰り白内障手術のパイオニア

近藤眼科は、平成5年に開業し今年で22年目になります。開業の年に八王子で初めての本格的な日帰り白内障手術を開始し、現在では、累計16,000件を超える実績を誇ります。「現在、八王子市内には4つのクリニックを展開していますが、本院と武蔵野市の分院の2箇所合わせて、年間1,500件位の白内障手術を行っています。始めた当初は、まだ日帰り手術は一般的に普及しておらず入院が当たり前だったので、患者さんに「うちは日帰りしかできないけど、いいですか?」と説明しなければならない状況でした。今では、患者さんにも白内障手術は日帰りでできるという認識が広まっていますね」

 

白内障とは、眼球内にあるレンズの役割をする水晶体がにごり、見えにくくなる疾患です。手術では、水晶体前嚢を切開し、超音波吸引装置を使って白濁した水晶体を吸い出します。そこへ人工のレンズである眼内レンズを挿入します。白内障手術の第一人者である近藤先生が、手術にかかる時間は平均5分程度と驚異的なスピードです。点眼麻酔から手術終了まで、実際に患者さんが手術台に寝ている時間は、20分程度です。「10年前には10分くらいかかっていましたが、年々短くなってきました。スピードを競うことにはあまり意味がありませんが、手術時間は短かければ短い方が患者さんの負担は少なくなります。それに気がついてから、どうしたら時間が短縮できるか工夫してきました。無駄な操作をしない、それでいて十分な処置が行えるというぎりぎりを目指しています。」平均5分という驚くべきスピードでの手術を可能にしているのは、卓越した技術と工夫なのです。

 

5つのクリニックで、地域の眼科医療の質向上に貢献

近藤眼科グループは、市内に本院と4つの分院を擁しています。分院はそれぞれの院長の個性や得意分野が反映されて、それぞれの特長を持っています。「例えば、片倉の分院では、医師が全員女性です。女性医師であるということで、特有の和やかな雰囲気ができています。それぞれの患者さんにもそこの地域の個性があって、クリニックごとに雰囲気が違いますね。しかし、基本的な治療方針は共有しています。ですから本院で手術しても、後の治療は地元の分院でという連携ができています。」 近藤眼科グループでは、専門的な眼科医療のみならず、病診連携、診診連携にも力を入れ、地域の眼科医療ネットワークの構築を目指しています。

 

春の光のように、明るく自然な「見え」が魅力のライカ 顕微鏡

開業される際に眼科手術用顕微鏡を導入された近藤先生ですが、ライカを選んだ理由は、見え方の自然さ、とおっしゃいます。「ライカの顕微鏡は、光源とか光学系とか総合的に実際に患者さんの目の状態に近いものが見える。血管の色合いですとか、強膜の白さとか見え方が自然で、明るく感じました。例えて言えば、春の陽光のような明るくてあたたかい光ですね。」ライカの顕微鏡は、ハロゲン光をダイレクト術野に照明しているため、明るく術野をクリアにしかも自然な色合いで見ることができるのです。

 

 

手術用顕微鏡のもう一つのメリットは、手術をモニターで共有できること

先生は、第一線で執刀される一方で後進の教育にも力を入れていらっしゃいます。「手術の様子をモニターに映して、助手と情報を共有することは、教育的な意味でも大きなメリットがあります。モニターで見られる画像も非常にきれいなので、手術室のどこにいてもモニターを見て指示を出したり、状況を把握することができます。手術室の顕微鏡のライブ画像を、別の場所にいる私が手元のPCで見られるようにしたいと考えています。そうすれば、手術室に入らなくてもチェックして、術者に指示を出すこともできるようになりますね。」

 

白内障手術をさらに極めたい

近藤先生に今後挑戦してみたいことを伺いました。「白内障手術をさらに極めたい。スピードのみを追求するのではなく、まだまだ技術的に未熟な部分があるので、さらに追及していきたいと考えています。また、ライカが最近力を入れている3D画像システムを体験させていただく機会を与えていただけたので、これを導入して教育に役立てたいと考えています。症例数が2万件、3万件を超えとなるよう、努力していきたいと思っています。」

さらに高いところを目指す近藤先生の挑戦を、ライカ マイクロシステムズはサポートし続けます。

 

 

<症例動画> Emery-Little分類Grade3の水晶体核を有する75歳の加齢性白内障の症例。我々は通常、disposable plastic lid speculumを使用している。Retro-illuminationを妨げる瀰漫性の核混濁が存在したケースだが、ライカM822 F40 surgical microscopeによるretro-illuminationのenhance効果で視認性は良好で、容易に前嚢切開を行うことができた。Stb incision開始から創閉鎖完了までのsurgical timeは4分15秒であった。

医療法人社団インフィニティメディカル理事長 近藤 義之先生

1981年 杏林大学医学部卒業。 1984年 虎の門病院 眼科勤務を経て、1993年 近藤眼科台町クリニック開設。2000年 医療法人社団インフィニティメディカル設立 理事長 に就任。

眼科手術用顕微鏡システムライカ M822 F40

ライカ M822は、鮮明で安定したレッドリフレックスによってより精密かつ効率的に白内障手術を可能にします。