▼見どころ▼
パラフィン組織切片は、病態分子機構の解析やバイオマーカー研究に有用な検体です。しかし、パラフィン切片中のホルマリン架橋は、切片からのタンパク質の抽出・可溶化を大きく阻害する要因であり、プロテオミクス解析の障壁となっていました。内田康雄先生のご研究によって、超高圧・高温・強力な可溶化剤を組み合わせたタンパク質抽出法が開発され、パラフィン切片で定量化されたタンパク質発現量プロファイルを用いて、生体内のタンパク質発現状況を正確に反映させることが可能になりました。本セミナーでは、内田先生より上記のご研究について発表いただきます。またLeicaからは、レーザーマイクロダイセクションLMD6/LMD7に搭載された最新技術についてご紹介します。
- 日程
- 2024年6月26日(水)12:30~13:20
- 会場
- リンクステーション青森 第2会場
- ランチョンセミナー
- 【演題】
臨床のパラフィン切片を用いた定量プロテオミクス: どのように効率的なタンパク質抽出を実現するか
演者:内田 康雄 先生(広島大学大学院医系科学研究科)