- 開催日程
2022年12月5日(月)・6日(火)
- 開催場所
兵庫県立大学 播磨理学キャンパス 研究2期棟
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2※JR山陽線/山陽新幹線・相生駅南口よりウイング神姫「SPring-8」行きのバスに乗車。
「県立大理学部前」(約22分)バス停にて下車。徒歩3分。
※バス時刻表はこちら
- 開催目的
本トレーニングは、試料の凍結から始まるクライオSEMの実践的なトレーニングを行います。クライオSEMは、生体組織や培養細胞などの生物系試料ばかりでなく、乳製品をはじめとしたエマルション、インクをはじめとしたスラリー、水や有機溶媒を主要構成成分とする液体試料、およびゲル状試料に関して、化学固定をすることなく、流動性のある試料を非晶質凍結させることにより、液体を含んだままの状態の微細構造を、電子線ダメージを抑えた状態で観察できる非常に有用な手法です。また、化学固定や脱水、樹脂包埋、乾燥などのコンベショナルな試料調製過程で失われてしまう様々な可溶性物質を保存したまま、ネイティブに近い試料の観察をすることが可能です。バイオ系からマテリアル系まで、非常に幅広い分野において液体を含む試料の微細構造観察に関して、今後の発展が大いに期待されています。
今回のトレーニングでは、含水・液体試料の、①高圧凍結、②凍結割断、③凍結切削(面出し)、④クライオ・コーティング、および⑤クライオSEM観察の各工程を、クライオトランスファー装置でリンクさせた “クライオSEMシステム” の実習を中心に行います。
- 使用装置
高圧凍結装置 ライカEM HPM 100(現行モデル:ライカEM ICE )
クライオウルトラミクロトーム ライカEM UC7 /FC7 T
高真空コーティング装置 ライカEM ACE600FF(凍結割断システム構成)
トランスファーシステム ライカEM VCT 100 (現行モデル:ライカEM VCT500 )
電子顕微鏡 クライオSEM JSM - 6701F (ライカCryo-Stage付き)
- スケジュール
12月5日(月)
9:30-10:00 受付
10:00-12:00 クライオSEMに関する講義
13:00-16:00 高圧凍結・凍結割断
16:00-17:00 質疑応答・まとめ12月6日(火)
10:00-12:00 凍結切削
13:00-16:00 クライオSEM観察
16:00-17:00 質疑応答・まとめ*トレーニングは2日間のコースとなっていますが、ご都合により午後からの参加や1日だけの参加でも構いません。その場合、備考欄に参加日時を明記してください。
- 講師
西野有里・宮澤淳夫(兵庫県立大学大学院理学研究科)
伊藤喜子・長澤忠広(ライカマイクロシステムズ株式会社)
- 受講対象
クライオSEMによる観察や試料の凍結技法に興味のある方
研究・開発・評価などの仕事でクライオ電子顕微鏡法に従事している方
- 主催
学術変革領域研究(学術研究支援基盤形成) 先端バイオイメージング支援プラットフォーム
兵庫県立大学 大学院理学研究科
ライカマイクロシステムズ株式会社
日本顕微鏡学会 生体解析分科会
- 定員
10名 (科研費採択者またはその関係者5名程度を含む)
- 参加費
10,000円
※トレーニング会場受付にて、現金でお支払いください(領収書をお渡しいたします)
- 申込締切日
2022年11月28日(月)
- 申し込み方法
下記フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
※本トレーニングへの申込時に役職の明記をお願いします。学生の場合は役職欄に学年の記載をお願いします。
※科研費採択者および関係者は、お申し込みの際に備考欄に下記について記入をお願いします。
- 科研費採択情報(種目、課題名、研究期間、研究代表者)
- ご自身が科研費に採択されていないポスドク・大学院生等は、指導教員の科研費採択情報
- その他
※定員になり次第、締め切りとなりますのでご了承ください。
※トレーニングの様子を撮影することがあります。予めご了承ください。
- お申し込み
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受付状況 日時 定員 参加費 お支払い
方法受付終了 2022年度(令和4年度) 第20回ABiS電子顕微鏡トレーニング
2022年12月05日 (月) 10:00 - 2022年12月06日 (火) 17:0010名 10000円 会場支払