- 開催概要
生物試料のための凍結超薄切片作製法は、常温法と異なる手技が必要なため凍結技法ならではの技術習得が必要です。しかし、それに余りある利点があり、中でも、徳安清輝先生によって確立された徳安法は、免疫電子顕微鏡法に適した試料作製法となっています。必要最小量で化学固定した試料を、氷晶防止処理することで容易に凍結超薄切ができるため抗原が露出し。かつ抗原の保持が良好です。また、条件設定により切片の厚さ調節が可能なので、1つの試料ブロックから光学顕微鏡から電子顕微鏡用の切片作製が可能です。さらに、生物試料だけでなくクライオTEMでの観察が難しい粒径の大きいエマルジョンやマイクロカプセルなど、含水試料の切片作製にも応用されています。
本コースでは徳安法の試料調製から、光学顕微鏡および電子顕微鏡用の切片作製、観察までの手技について、講義および実習を交えたトレーニングを行います。講義では顕微鏡法に関連する最新技術についてもご紹介します。
学習内容
・講義(凍結技法、徳安法、Array tomography等)
・実習(徳安法試料調製、凍結切片作製、光学顕微鏡観察、TEM観察)主催
新学術領域研究「学術研究支援基盤形成」 先端バイオイメージング支援プラットフォーム
兵庫県立大学大学院 生命理学研究科
ライカマイクロシステムズ株式会社
日本顕微鏡学会 生体解析分科会
認定NPO法人綜合画像研究支援(IIRS)
- 開催日程
2018年10月22日(月) ~ 24日(水)
- 開催場所
兵庫県立大学 播磨理学キャンパス 研究2期棟
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2◆JR・バス(最寄りバス停「県立大理学部」)利用の場合
山陽新幹線/山陽本線・相生駅、南口からウエスト神姫バス「SPring-8」行きに乗車、「県立大理学部」(約25分)にて下車。徒歩3分。
- スケジュール
10月22日(月) 11:00~17:00
講義:凍結技法・徳安法
実習:準超薄切片作製・電子染色・免疫染色10月23日 (火)10:00~17:00
実習:準超薄切片の光顕観察・超薄切片作製・染色・包埋10月24日 (水) 10:00~15:00
講義:関連技術紹介
実習:TEM観察
- 使用装置
・クライオウルトラミクロトーム:ライカEM UC7/EM FC7
・透過型電子顕微鏡:日本電子 JEM-2100
- 講師
石原あゆみ(ライカマイクロシステムズ株式会社)
伊藤 喜子(ライカマイクロシステムズ株式会社)
田中 慎太郎(ライカマイクロシステムズ株式会社)
西野 有里(兵庫県立大学大学院生命理学研究科)
宮澤 淳夫(兵庫県立大学大学院生命理学研究科)
- 定員
10名 (科研費採択者または関係者5名程度、それ以外5名程度)
- 参加費
一般:30,000円
日本顕微鏡学会正会員・学生会員、IIRS会員:15,000円
- 備考
精密ピンセットをご持参ください。
ワークショップの様子を撮影することがございます。予めご了承ください。
- 申込み方法
下記フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
① 備考欄に下記についてご記入をお願い致します。
科研費採択情報(種目、課題名、研究期間、研究代表者)―ご自身が科研費に採択されていないポスドク、大学院生等の方は、指導教員の科研費採択情報をご記入下さい。② 役職の明記をお願い致します。学生の場合は、役職欄に学年をご記載ください。
※定員になり次第締め切りとなりますのでご了承ください。※定員に達した場合におきましても、若干名ご見学のみでのご参加が可能です。「電子顕微鏡試料作製ワークショップ」の見学をご希望される旨をご連絡ください。
- 申し込み締切日
2018年10月19日(金)
- お申し込み
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日本顕微鏡学会正会員・学生会員、IIRS会員の方は、参加費 15,000円の枠よりお申し込みください。
受付状況 日時 参加費 お支払い
方法受付終了 第8回 クライオ電顕試料作製ワークショップ & ABiS 電子顕微鏡トレーニング(顕微鏡学会・IIRS会員)
2018年10月22日 (月) 11:00 - 2018年10月24日 (水) 15:0015000円 会場支払 受付終了 第8回 クライオ電顕試料作製ワークショップ & ABiS 電子顕微鏡トレーニング(一般)
2018年10月22日 (月) 11:00 - 2018年10月24日 (水) 15:0030000円 会場支払
- お問い合わせ
不明な点やご質問などがありましたら、下記のお問合わせボタンよりご連絡をお願い致します。