2020年度 (令和2年度) 第3回 、第16回ABiS電子顕微鏡トレーニング

透過電子顕微鏡・走査電子顕微鏡をはじめ幅広い分野で定評の、Leica社の各種電子顕微鏡前処理装置システムをご紹介するオンラインセミナーのシリーズです。

電子顕微鏡の試料調製技術は繊細な作業の連続のため、マニュアルや書籍、ましては論文だけではなかなか掴み切れないのが実情。例年、様々な皆様と共催で試料作製の各種ワークショップを開催しています。しかし、今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で開催が困難。そこで、少しでもお役に立つ情報をお届けしたく、今、旬な人気の試料作製装置をシリーズにしてオンラインセミナーでご紹介していきたいと考えています！

●EM VCT500のご紹介

クライオSEMは、生体組織や培養細胞などの生物系試料ばかりでなく、乳製品をはじめとしたエマルション、インクをはじめとしたスラリー、水や有機溶媒を主要構成成分とする液体試料、およびゲル状試料に関して、化学固定をすることなく、流動性のある試料を非晶質凍結させることにより、液体を含んだままの状態の微細構造を、電子線ダメージを抑えた状態で観察できる非常に有用な手法です。バイオ系からマテリアル系まで、非常に幅広い分野において液体を含む試料の微細構造観察に関して、今後の発展が大いに期待されています。

EM VCT500はクライオSEMワークフローのための真空 クライオトランスファーシステムです。高圧凍結装置などによって急速凍結した試料を低温かつ真空状態で、凍結割断装置などの前処理装置とクライオSEM、Tof-SIMSなどの解析装置との間を、シャトルシステムで搬送するユニークなシステムです。プレパレーションチャンバーと一体化したクライオSEMと比較して、凍結割断でより細やかな条件検討が可能となるほか、クライオウルトラミクロトームによる平滑断面作製も可能になるなど、試料と目的に合わせたクライオSEM観察ができます。

また、状況が良くなった暁には、従来のトレーニング開催を模索したいと思います。

従来のトレーニングの様子はこちら

オンラインでも、オフラインでも、何かリクエストがあれば、お気軽にお知らせください。よろしくお願いします。

・ 2020年10月8日（木）13:00～
・ 2020年10月9日（金）13:00～

10月8日（木）、10月9日（金）とも　

• 13:00   オンラインセミナー開始
• 13:00-13:45   EM VCT500と関連する周辺機器 のご紹介
• 13:45-14:00   アンケート・チャットによる質問受付
• 14:00-14:15   質疑応答
• 14:15-              オンラインで自由討論（希望者のみ）

各回 40名

長澤忠広（ライカマイクロシステムズ（株））

• クライオSEMのワークフローを学びたい方
• クライオSEMに興味のある方
• 生物系、または材料系の仕事で電子顕微鏡法（超薄切作業）に関係する方

参加費：無料

下記より必要事項をご記入の上、お申し込みください。

参加申し込みに際してのお願い
（１）グループ視聴をご希望される場合でも、参加者リスト等を各主催者へお知らせする関係上、参加される皆様の個人メールアドレスにて個別にお申込みください。
（２）備考欄に役職の明記をお願いします。学生の場合は、役職欄に学年の記載をお願いいたします。
（３）科研費採択者、またはその関係者の場合、備考欄に科研費採択情報（種目、研究代表者）の記載をお願いいたします。

ライカマイクロシステムズ（株）

新学術領域研究「学術研究支援基盤形成」先端バイオイメージング支援プラットフォーム

公益社団法人日本顕微鏡学会生体解析分科会

NPO法人　綜合画像研究支援（IIRS）

宮澤淳夫（兵庫県立大学大学院生命理学研究科）

本フォームよりご登録いただく個人情報はオンラインセミナー共催企業・団体である下記の第三者へ提供させていただきます。ご了承のうえ、お申込みをお願い致します：公立大学法人兵庫県立大学大学院生命理学研究科、新学術領域研究「学術研究支援基盤形成」先端バイオイメージング支援プラットフォーム、公益社団法人日本顕微鏡学会生体解析分科会、NPO法人 綜合画像研究支援（IIRS）