▼見どころ▼
蛍光顕微鏡は、癌の病理診断や研究において重要な役割を果たしています。例えば、骨軟部腫瘍の病理診断では、疾患特異的な遺伝子コピー数の増幅やSplit geneの検出のため、蛍光in situハイブリダイゼーションを行います。検体の多くはホルマリン固定パラフィン包埋材料であり、組織特有やホルマリン固定による強い自家蛍光、治療や検体処理による低品質な核酸に伴う弱い蛍光シグナル、標本の厚みによる蛍光ボケの問題に直面し検査不能例も多くあります。THUNDERイメージャーは、短時間で微弱なシグナルを高精細に検出可能で、上記のような標本の画像が改善します。本セミナーでは、岩崎 健 先生の研究室における診断・研究への応用例をご紹介いただきます。またライカからは、さらなるがん研究ソリューションとして、THUNDERイメージャーとAI画像解析ソフトウェアAiviaを融合した高精度な解析についてご案内します。
- 日程
- 2024年9月19日(木)11:50~12:40
- 会場
- 福岡国際会議場 マリンメッセ福岡B館 第8会場(4F 410)
- ランチョンセミナー
- 【演題】
①超高精細画像が超高速で取得できるTHUNDERイメージングシステムを用いた腫瘍の分子病理診断・研究の現状と展望
演者:岩崎 健 先生(九州大学大学院 医学研究院 形態機能病理学分野)
②ライカ新技術とAIの融合:がん研究への新たな貢献
演者:鶴巻 宜秀(ライカマイクロシステムズ株式会社)