開催内容

がん治療抵抗性研究 × 空間プロテオーム解析の最前線
腫瘍を「空間」と「分子」で捉える、新たな解析アプローチ


去る7月23日、日本プロテオーム学会2026年大会において、ライカマイクロシステムズはランチョンセミナーを開催いたしました。

本セミナーでは、がん治療抵抗性の分子基盤解明をテーマに、レーザーマイクロダイセクション(LMD)を活用した空間プロテオーム解析と、AI画像解析技術を組み合わせた最新ワークフローについてご紹介し、多くのご参加をいただき、盛況のうちに終了いたしました。

 

本セミナーのポイント

- 食道癌における治療抵抗性の分子機構に迫る最新プロテオーム解析研究
- LMDとAI画像解析を融合した空間プロテオーム解析ワークフローの紹介

講演ハイライト

演題1
上畑 恭平先生 (1)(2)
小濱 和貴先生 (2) 足立 淳先生 (1)
(1) 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所|創薬標的プロテオミクスプロジェクト
(2) 京都大学大学院医学研究科消化管外科学

食道癌の治療抵抗性解明をテーマに、FFPE標本を活用した大規模空間プロテオーム解析について
ご講演いただきました。

・LMDによる高精度な組織領域回収
・QUEST法によるFFPEプロテオーム解析
・原発巣・リンパ節転移巣339検体の大規模解析

これらを組み合わせ、治療抵抗性に関わる分子ネットワークを解析。
原発巣と転移巣で異なる抵抗性機序の可能性や、空間情報を保持した分子解析の重要性が紹介されました。

 

 

演題2
ライカマイクロシステムズ株式会社

ライカマイクロシステムズからは、Aiviaとレーザーマイクロダイセクションを組み合わせた
Deep Visual Proteomics(DVP)ワークフローをご紹介しました。

-主な特徴
・AIによる組織領域の自動認識・セグメンテーション
・目的領域の選択とLMDワークフローの効率化
・空間情報を保持したプロテオーム解析
・解析のばらつきを抑え、高い再現性を実現

観察から組織回収、分子解析までをシームレスにつなぎ、空間プロテオーム解析を効率化・高度化する新たなワークフローをご提案しました。

 

 

本セミナーでは、最先端プロテオーム研究とAI画像解析・LMD技術の融合による、空間生物学研究の新たな可能性をご紹介しました。
臨床検体の解析や腫瘍微小環境の理解、バイオマーカー探索など、幅広い研究への活用が期待されます。
AiviaやLMD、DVPワークフローにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

2026/08/17 14:29

【Leicaセミナーレポート - 7/23実施】がん治療抵抗性研究 × 空間プロテオーム解析の最前線