医療・ライフサイエンス分野の映像制作に顕微鏡映像を活用し、教育現場にも新しい価値を届けている株式会社タイムラプスビジョン。同社が共焦点レーザー顕微鏡「STELLARIS」を選んだ理由と、その活用事例を伺いました。



Q1.タイムプラスビジョンとはどのような会社ですか?

医療・ライフサイエンス領域に特化した映像制作会社です。医薬品情報や検査機器の使い方、啓発動画や患者説明用ドラマなど、多岐にわたるコンテンツを制作しています。中でも、顕微鏡を使った“本物の細胞の動き”を捉えたタイムラプス映像の制作が大きな強みです。



Q2.教育分野への取り組みについて教えてください。

医薬情報映像のほか、教育向けにも力を入れています。自社プロジェクトとして、細胞の動きをぱらぱら漫画のように見られる冊子「ぱらぱらミクロ」や、動画教材「eミクロ」を制作。学校授業や教科書でも活用が広がっており、ミクロの世界への興味を高めるきっかけになっています。


ぱらぱらミクロ



Q3.顕微鏡撮影の課題と「STELLARIS」導入の決め手を教えてください。

最大の課題はXYZT(3D+時間)撮影です。Z方向に像が伸びてしまい、細菌などの様子を正確にとらえるのが困難でした。複数メーカーを徹底比較する中で出会ったのが、ライカの「STELLARIS」です。撮影デモでレーザー出力を0.004%まで絞っても画が見えていた時は衝撃でした。低出力のため退色せず、長時間タイムラプス撮影が可能で、高感度HyD検出器や高S/N、直感的なUI・物理ノブなど細部まで使う人の思考に寄り添った設計も大きな決め手となりました。顕微鏡映像の“質”が飛躍的に向上し、研究・映像制作の表現力が広がっています。



Q4.どのような撮影事例がありますか?

in vitro(培養細胞)、in vivo(生体マウス)、切片標本など、幅広いサンプルでSTELLARISを活用しています。特に、免疫細胞と腫瘍細胞の相互作用を3Dタイムラプスで捉えた映像は、研究だけでなく教育コンテンツとしても高く評価されています。「きれいな映像は、それだけで説得力がある」と感じています。


免疫細胞(オレンジ)が腫瘍細胞(水色)を攻撃している様子をXYZT(3D+時間)で撮影した例。



Q5.今後の展望を教えてください。

「ミクロ映像を世界のみんなのものに」というミッションのもと、顕微鏡映像を専門家だけのものにせず、文化として広げていきたいです。「ぱらぱらミクロ」の英語版も制作しており、海外展開にも注力中です。

STELLARISは私たちの表現を大きく広げるツールです。今後も科学と映像の力を融合させ、人々の心を動かすコンテンツを生み出していきたいです。



ライカマイクロシステムズ 担当者より

科学と映像の交差点で、ここまで“映像美”にこだわる企業は非常に稀有です。STELLARISの性能が、タイムラプスビジョン様の表現力と社会的価値創出を支えていることに大きな誇りを感じています。今後も技術と表現の両輪をともに進化させていけるよう、協力を続けてまいります。





共焦点顕微鏡
STELLARIS

これまでの限界を超え、これまで見えていなかったものを明らかにする共焦点顕微鏡プラットフォームSTELLARIS
Power HyD検出器と白色光レーザーの相乗効果による高い「能力」、独自のイメージングツールTauSenseにより新次元の情報を探索する「可能性」、スマートなインターフェースImageCompassがもたらす「生産性」を兼ね備えています。

2026/02/04 11:30

顕微鏡映像で医療と教育をつなぐ。株式会社タイムラプスビジョン ライカ共焦点レーザー顕微鏡「STELLARIS」導入事例インタビュー