細胞の生理機能を正しく理解するには、細胞内小器官の微細構造(形態)と、その場で進行する機能状態(ダイナミクス)を統合的に観察する技術が欠かせません。

第103回日本生理学会大会では、細胞内小器官の「形(微細構造)」と「状態(ダイナミクス)」を同時に捉えるための観察技術を、ライブセルの実例とともに解説するランチョンセミナーを開催します。
多喜 正泰 先生(岐阜大学 iGCORE)によるライブ観察の実例紹介に加え、ライカマイクロシステムズから超解像(TauSTED Xtend)×FLIMによる最新技術をご紹介します。

 

セミナー概要

学会名 第103回日本生理学会大会
日時 2026年3月10日(火)12:10~13:00
会場 東京医科大学 第7会場(102講義室)

演題詳細

演題 演者
①ライブセルで捉えるオルガネラの微細構造と脂質特性 多喜 正泰 先生
(岐阜大学 糖鎖生命コア研究所(iGCORE))
②蛍光寿命イメージング(FLIM)の有用性 長利 卓
(ライカマイクロシステムズ株式会社)

 

本セミナーでは多喜 正泰 先生をお迎えし、Leicaの超解像顕微鏡(STED)によりミトコンドリア内膜クリステ構造を高精細に描出し、ストレス負荷に伴う微細形態の再構成を可視化したライブ観察の実例をご紹介いただきます。
さらに、FLIMを用いた膜秩序性・脂質組成など輝度に依存しない指標の抽出法、これらの解析を最大化する独自蛍光プローブ、 そして脂肪滴を含む脂質ドメインの「状態」評価を形態情報と統合するアプローチについても解説いただきます。

また、ライカマイクロシステムズからは、超解像顕微鏡TauSTED Xtendと蛍光寿命イメージング(FLIM)による、 ナノスケール構造と分子間相互作用の非侵襲的ライブ観察について、最新技術をご紹介します。

学会員の皆さま、ぜひ参加ください。

左:超解像共焦点顕微鏡 STELLARIS STED
右:イオノマイシンを添加したHeLa細胞のカルシウムレベルの変動

 

 

共焦点顕微鏡
STELLARIS STED

試料の状態を保ちつつ、驚異的な画質と分解能によって、最先端のナノスコープ観察の結果を迅速に得ることができます。STED 超解像顕微鏡により、複数の動的イベントを同時に観察することを可能にし、細胞内における分子の関係性とメカニズムを調査することができます。

ライカ STELLARIS STED

 

アプリケーション
TauSTED Xtend

TauSTED Xtendは、生きたままの試料をナノスケールで、より容易にマルチカラーイメージングができる超解像(STED)顕微鏡のための新しいアプリケーションです。ライカ独自の技術を搭載したSTED顕微鏡を使って試料の空間情報と蛍光寿命情報を取得し、それらを組み合わせてイメージングすることで、非常に低い光量でさらなる情報へアクセスができ、微細な生命現象を詳細にひも解くことが可能になります。

詳しくは資料をダウンロード>>

ライカ TauSTED Xtend
2026/03/05 15:47

細胞内現象を「かたち」と「はたらき」で同時に捉える ライブセル×STED×FLIM最新アプローチ!|第103回日本生理学会大会 ランチョンセミナー 3/10(火)