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メディカル 2018.07.06

拡張現実がここまで来た―脳血管の発光と周辺組織の三次元的構造を同時に観察

脳神経外科手術のための装備の中に新たに加えるべき重要な技術であると確信

Raphael Guzman 教授(スイス)に、GLOW800 の拡張現実を実際に手術室で使用した時の経験について語っていただきました。血流と解剖学的詳細を同時に観察できない蛍光テクノロジーを超えた GLOW800 の利点について述べています。

Testimonial

脳神経外科における拡張現実について話します。 我々は、これまで FL800 という技術を使っていました。それは、血流蛍光の第一世代の製品で、黒い背景の中に脳血管が浮かび上がらせるものでした。しかし、今回の新しい技術では、脳血管が光って見える一方で、その周囲の脳の構造も見ることができます。 私はこれを使ってみて、なるほどと思いました。ワクワクしました。なぜなら、今まで見えなかったものが見えたからです。「拡張現実がここまで来た」と感じました。これはとても重要なことです。肉眼で見えることによって、脳組織の三次元的構造を正確に把握できるからです。 第一世代 FL800 では、蛍光表示をオンにしたら、周辺組織が真っ暗になり、脳血管だけしか見ることができませんでした。しかし今や、脳組織の三次元的な構造を視野に捉えたままで、脳血管が発光するのを観察することができるのです。脳血管外科医である自分にとっては、これは大きな利点であり、大きな出来事です。 また、第一回目の使用時から、すぐに機能を発揮しました。「動くかどうかわからない新技術を試す」といった感じはなく、直ちに機能するのです。これも重要なことだと思います。私はサージャンとして、手術中は万事が的確に機能してほしい。何かを試すようなことはしたくない ー 特に、患者に対して何かを試すようなことは。この GLOW800 は、初回の使用時から、しっかりと機能しました。 GLOW800 は、脳神経外科手術のための装備の中に、新たに加えるべき重要な技術である、と確信しました。今後、臨床研究を行うなかで、GLOW800 技術のメリットが、さらに明らかになると思います。

 

拡張現実 (AR) 蛍光システム
GLOW800

ワークフローを中断することなく血流を可視化―ハンドグリップまたはフットスイッチの操作で、ワンタッチ起動する GLOW800 拡張現実 (AR) 蛍光システム。リアルタイムの血流画像によって拡張された立体感のある大脳構造画像を、自然な色彩で見ることができます。白色光による顕微鏡画像と、黒/白の近赤外 (NIR) ビデオを切り替える際にも、手術を中断する必要がありません。

拡張現実 (AR) 蛍光システム GLOW800

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