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インダストリー 2019.04.16

微小部分析金属顕微鏡ワークフロー/LIBS顕微鏡を用いて、リチウムイオン二次電池上の金属異物を3分で分析する手順

外観検査から、拡大観察・イメージング・元素分析・データ出力まで約3分

DM6 M LIBS は、たったの数分でリチウムイオン電池材料上の金属異物を検出し、元素組成を分析する最新ソリューションです。金属顕微鏡で大気圧下、試料調整不要で、手間のかかる分析作業を大幅に短縮してくれます。ライカの高性能電動顕微鏡にLIBS分析システムを搭載したオールインワン金属顕微鏡は、観察用の顕微鏡としても毎日利用できる、使い勝手抜群の1台です。

たったの1~3分

Step 1. サンプルを解体して顕微鏡ステージに載せる。
Step 2. 任意の倍率・観察方法で外観検査を行います。
Step 3. 分析対象部位の視野探しも電動制御で簡単。
Step 4. ボタン一つでレーザーパルスを照射します。
Step 5. 結果を素早くレポーティング。

電池容量の低下や寿命の短縮、発火の原因にもなる微小金属異物の検出に新しい選択肢

混合異物の量と組成を把握するには、ICP発光分光分析法(ICP-AES)、エネルギー分散型X線分光法(SEM-EDX)、蛍光X線分析法(XRF)などを用いた分析を行うことが一般的ですが、分析手法ごとにさまざまな悩みがありました。異物の個数や大きさを判別することが出来ない、リチウムやナトリウムなどの軽元素を検出することが出来ない、試料内部の異物を検出することが出来ない、または時間がかかり過ぎる、などが挙げられます。 そこで提案したいのが、ライカの微小部分析金属顕微鏡 DM6 M LIBS です。電池材料のセパレータや負極材なども、前処理なしでそのまま元素分析可能。金属異物の個数とサイズ、組成、顕微鏡画像を、数秒で出力します。一般的な顕微鏡と同じ操作で、大きな試料から小さな試料まで幅広く観察。外観検査から化学分析までの一連のワークフローに1台で対応することができます。

試料内部の異物の同定も可能です。
金属異物の個数とサイズ、組成、顕微鏡画像を、数秒で出力します。
試料の大きさや形状、形態にかかわらず前処理は不要です。

化学構造フィンガープリントによる無機物の検出

DM6 M LIBS は、検出された分子の構造を、データベースにある参照物質の化学構造と比較することで、金属異物が含まれているかどうかの確認を素早く行います。外観検査の情報と元素分析結果を併せてレポーティングすることで、全体像と観察部位の関係性も解りやすく伝えることが出来ます。

リチウムやナトリウムなどの軽元素、金属異物の検出が可能です。
フィンガープリント用のライブラリは、随時拡張が可能です。
金属顕微鏡をベースにしているから、ナビゲーションがしやすい。

工業材料試料作製・観察ワークショップ 電子材料部品、複合材料、表面加工品、各種素材、原料等の工業材料を対象とした「試料作製・観察ワークショップ」を全国各地で開催しています。試料の作製方法から顕微鏡観察、画像処理アプリケーションをご紹介!作製したい試料をご持参いただき、ご自身の試料で評価いただけます。次回は7月末に東京ラボで開催

 

微小部分析金属顕微鏡
DM6 M LIBS

プロダクティブな時間を過ごそう!金属顕微鏡と組成分析装置が一体化したオールインワン金属顕微鏡 DM6 M LIBS。金属顕微鏡で拡大観察している試料に直接パルスレーザーを当てて組成分析を行うことができれば、微小部分析にかかる時間は90%も短縮できる!試料の大きさも形状も選ばない、試料調整不要の組成分析ソリューション。観察から元素情報のスクリーニングまで、手間のかかる一連の作業を、毎日使える使い勝手抜群の金属顕微鏡1台で。

微小部分析金属顕微鏡

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