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メディカル 2015.11.16

歯科用マイクロスコープ活用事例/1本の歯牙だけでなく1口腔単位、しいては全身との調和を考慮した治療を

精密な治療と共に、チームのモチベーションアップにも大きく貢献するライカのマイクロスコープ

鹿児島県霧島市の藤田歯科医院は、一般歯科はもちろんのこと、インプラント、審美歯科でも多数の実績があり、九州地区有数の最新設備を誇ります。歯科用レーザーや滅菌機器といった先進機器に、さらに歯科用マイクロスコープ、ライカ M320を加えられた院長の藤田憲一先生をお訪ねしました。

 

マイクロスコープ導入で一番変わったのは、スタッフの意識

「吉嶺先生のレーザーのセミナーにスタッフと参加した際に、マイクロ画像をモニターで共有して見せていただいたのですが、それを見た瞬間、スタッフの目の色が変わりましたね。」藤田先生は、ライカマイクロスコープ導入のきっかけをそう話されます。「スタッフの強い希望で導入したわけですが、みんながマイクロスコープを見たがって大変です。手術中、マイクロで動画を撮った際には、術後スタッフがそれが見たい、解説して欲しいと言ってきました。私が見ているものを大きなモニターでスタッフとリアルタイムで共有できるので、私もスタッフにわかってもらえる安心感もあるし、スタッフは治療の全てを自分の眼で見ることができるので自らの経験、知識となる。マイクロ導入で、一番大きいのはスタッフのモチベーションが上がったことだと思います。」藤田歯科医院では、スタッフの衛生士の皆さんも、画面の共有だけでなくマイクロスコープを実際に使用しています。「ライカ M320にはマルチフォーカスレンズがついているので、フォーカスの調整はスタッフにしてもらっています。スタッフにも簡単に使える操作性の良さも、導入の決め手となりました。」

マイクロスコープなしには不可能な精密な治療の重要性

「目視で治療していた時に見えていたつもりだったものが、マイクロスコープで見ると実は見えていなかったのだと気づきました。なぜか状態がよくないなと感じる時には、必ず裸眼で見えないなにかがある。マイクロスコープで見ると、「あっ、これか」と気づきます。レントゲンでおかしいなというところが出てくると、マイクロスコープを使って確認するという流れです。一般治療でも活用していますが、レーザーなどの先端技術の精密機器を十分使いこなすには、マイクロスコープは必須だと思います。マイクロスコープで見ると全く見えてくるものが違う、しかもそれを静止画でも動画でも記録でき、モニターで共有できる。今ではもうマイクロスコープなしでは、何もできません。」藤田先生にとってライカ M320は、かかせないパートナーとなりました。

マイクロデンティストリーの重要性を伝えたい

藤田先生は、「1本の歯牙だけでなく1口腔単位、しいては全身との調和を考慮した治療」を基本理念として掲げていらっしゃいます。その理念の実現のため、「口腔をひとつの単位として、全てをマイクロスコープで見ていきたいと考えています。目視で治療していた頃の反省もあり、マイクロスコープを使った治療の重要性を強く感じています。このマイクロデンティストリーの重要性を広く啓蒙し、若手の育成にも取り組んでいくことを目標としています。」実際に触ってみないと身にならないと、セミナーの開催などにも意欲的な藤田先生。地方から全国へ、マイクロデンティストリーの大きな波が広がるのももう近い未来です。

 

歯科用マイクロスコープ
Leica M320

Leica M320 デンタルの光学システムは、このジャンルの顕微鏡の定義を変えました。LED を用いた世界初のシステム構成により、顕微鏡観察に新しい次元を切り拓きました。鮮明さ、コントラスト、明るさのすべてで比類のない画像が得られ、しかも深い焦点深度を実現しています。オプションの Leica M320 マルチフォーカス対物レンズは、調整ノブを回すだけで作動距離を 200 mm ~ 300 mm の範囲で調整できます。位置決めの時間と労力を低減することで、効率と集中力の低下を防止できます。

歯科用マイクロスコープ Leica M320
藤田歯科医院(鹿児島県霧島市)
藤田 憲一先生

インプラント、審美歯科の分野で多くの実績と、県内のみならず国内でも有数の最新設備を誇る。ICOI(国際口腔インプラント学会) 指導医 認定医、日本顎咬合学会 認定医。 http://www.fujita-dntl.com/

藤田歯科医院 藤田 憲一先生

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