眼科用手術顕微鏡活用事例/白内障手術専門ドクターこだわりの最新設備

からだと顕微鏡

眼科用手術顕微鏡活用事例/白内障手術専門ドクターこだわりの最新設備

著しく進化する白内障手術技術や緑内障/MIGS等前眼部手術を、いち早く採り込む 先進眼科サージャンの日々の奮闘をサポートする、ライカ眼科手術用顕微鏡

2018年1月27日(土) 開催の第41回日本眼科手術学会学術総会ランチョンセミナーに、演者としてご出演くださった森井 勇介先生に、手術用顕微鏡へのこだわりをお伺いしました。

 

開業サージャンへの Proveo8 の勧め~得意とする前眼部手術の手数を増やす、緑内障手術への挑戦を支える~

ログインまたは無料の会員登録を行うと、2018年1月27日に開催された、第41回日本眼科手術学会共催のランチョンセミナーをご覧いただけます。

 

本セミナーでは、「手術顕微鏡が、眼科ドクターの引き出しを増やす~脳神経外科サージャンからのヒント、先進開業サージャンの実践実例~」をテーマとし、三名の先生方にお話いただきました。その中から、森井 勇介先生(森井眼科医院 院長)による、「開業サージャンへの Proveo8 の勧め~得意とする前眼部手術の手数を増やす、緑内障手術への挑戦を支える~」の動画を公開しています。

 

ポイント

    1. 当医院が、大学病院・基幹病院クラスのProveo8 を導入するに至った判断の過程。
    2. Proveo8 の機能は、開業医症例の中核をなす白内障手術に関して、手術の迅速化や成功への自信を高めさせているか?
    3. その他の前眼部症例(翼状片や緑内障/MIGS)を行うに便利な機能とは何か。自分の技量向上への努力に、いかに集中させてくれるか?

 

顕微鏡のベースは小さいほうが良い

ちょうど手術顕微鏡の買い替えの時期がきたので、どの機種を買うか、比較検討しました。その中には他社の優れた顕微鏡もあり、Proveo 8 との間でどちらにしようかと悩みましたが、私が重要視したのは顕微鏡の「ベースの大きさ」です。大学病院のような広大な手術場があるところだったら、大きさはさほど問題ないと思いますが、クリニックの手術室はそれよりも狭く、顕微鏡のベースの大きさによって、手術室内やその床に置けるものの制約になり得ます。 もちろん、顕微鏡は自分の目になるものなので、値段は少し張るとしても、きちんと納得のいく良いものを使いたいという想いで検討しました。

機能面で優れているだけでなくコンパクトな顕微鏡

Proveo 8のベースの一辺の長さは、約69センチで、他社製品と比較して10cm短いです。クリニックの手術室にとっては、この10cmが結構大きいと思います。Proveo8は、最上位機種なので機能面ではもちろん優れています、そこにさらにコンパクトさも兼ね備えていたのがとても魅力的でした。 実は、僕はそれまで焦点深度が深いタイプの顕微鏡を使っていて、ライカ顕微鏡の見え方にはあまり慣れていなかったんです。根強いファンのいる顕微鏡とは知っているけれども、少し苦手だな・・・と感じていて。しかし、実際に使ってみると、Proveo8は、机上の空論ではなく、様々な面で優れた機種だと言うことがわかりました。 購入前に、営業の方からProveo 8のウリを伺ったところ、まず、脳外科の手術顕微鏡からフィードバックされた「FusionOptics」と、4つの同軸照明LED 「CoAx 4」という光学系のイノベーションが導入されているということでした。 FusionOpticsテクノロジーは、角膜や硝子体手術においても高解像度で焦点深度の深い画像を提供することができるとうたっているだけあって、実際に自分の目で見てみたときに、光学設計が優れているなとはっきりとわかりました。また、CoAx4 照明は、水晶体吸引時にも、安定した明るいレッドリフレックスと画像コントラストが見えるので、格段に手術がしやすくなりました。 最新顕微鏡の名に恥じない素晴らしい見え方で、「ここまで見える必要あるんかいな?」と思うくらい、層状に重なり合った水晶体の細部まで観察できます。何度も言いますが、何よりも見え方が断トツに良いです。

白内障手術専門ドクターとしての、最新医療装置導入へのこだわり

2007年に私が手術を担当するようになってから2017年までに約10,000件近くを施術してきました。「最新の技術と設備で最高の医療を提供する」をモットーに、白内障や前眼部手術に関する新しい技術を、いち早く導入することに努めています。 例えば、2010年1月に「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」に対して、滋賀県で初めての「先進医療施設」として認定されました。多焦点眼内レンズを用いた白内障手術自体は、2008年から施行しており、2017年までに、すでに約500件の多焦点眼内レンズの実績を積み重ねています。また、フェムトセカンドレーザーによる白内障手術も行っています。 もはや、白内障手術医は、手術をより安全に施行する技術があるのは前提で、ますますグレードアップする患者さんの希望をきめ細かく汲み取り、一番希望に沿うように技術を提供するという時代です。

白内障手術をより高度に、早く、安全に行うためなら、手術顕微鏡選びにも妥協はしない

白内障手術を行う際には、濁った水晶体の核を後嚢という袋から剥がす必要があります。これをハイドロダイセクションというのですが、このハイドロダイセクションの、水晶体の核を後嚢から完全に剥がすことが、なかなか難しい技です。べちゃっとくっついたままになってしまうと、時間がかかってしまいます。 手術時間を短縮するためには、ハイドロダイセクションの時間をどれだけ短縮できるかが重要になってきます。そういった際に、光学性能の良い顕微鏡があると、素早く確実に対応ができます。このProveo 8は、後嚢が非常に見やすいんですよ。特に、ハイドロダイセクションの際に、強みが出ます。 特にフェムトセカンドレーザーを使った白内障手術の時など、結構、核が、ぐにゃぐにゃになっている状況があります。しかし、Proveo 8だと、水晶体と後嚢の間のちょっとのスペースから水が回ってきているのがよく観察でき、手術を早く、安全に終わらせるのに役立ちます。

眼瞼下垂や翼状変、あるいは緑内障/MIGSのような新しい前眼部手術の幅を拡げる試みに対し、手術に集中させてくれる機能がいい

今は、患者さんがどのような希望を持っておられるのか、どういう生活を望んでおられるのか、そこを汲み取って、今ある機器や材料のラインナップの中から、一番希望に沿うように技術を提供するという時代です。森井眼科チームでは、白内障だけでなく、私自身で前眼部全体を、また、信頼を置いている専門ドクターに執刀を依頼することで後眼部までをカバーするようにしています。 私は、緑内障手術、翼状片手術、霰粒腫手術なども行います。その際Proveo 8だと、3倍の低倍率から見られるのが便利です。他の顕微鏡では倍率5倍からで、その分画角が狭まります。しかしProveo 8なら、低倍・広画角で広範囲の術野を見ることができます。顕微鏡の鏡筒をあちこち動かさなくてよいので、手技に集中できます。 また、今後ますます増えていくと見て、私が力を入れているのが、緑内障のMIGS(Minimum invasive Glaucoma Surgery)という分野です。緑内障は、重篤化すると失明につながり得る病気で、緑内障手術は、従来は、大学病院や基幹病院で主に施術されてきたものです。しかし、低侵襲で安全性の高い緑内障術式が海外で開発され、日本へも導入されつつあります。

Proveo 8 の緑内障向けの機能「クイックあおり」が便利

MIGSの手術では、『クイックあおり』機能を毎回使っていますよ。自分が望む角度に、1度単位で、ワンタッチで持ってこれるのは便利ですね。この機能によって、MIGSのワークフローを、中断することなく流れるように進められるので、手術中でも次の段階にいつも備えることができます。 他の顕微鏡では、手動、かつ、目分量によって動かすことになります。手術のたびに、いちいち鏡筒のあおり角を調整するのには時間も手間もかかります。手で調整すると、目標の角度からずれてしまったり、元に戻すときもきちんと戻らなかったりなどがあるのですが、Proveo 8 だと、それらの手間が一切排除された上で正確に作業ができるところが素晴らしいと感じています。 眼科手術領域には、次々と高度な手術機器・器具・医薬品が導入され、どんどん進化しています。市中で手術最前線に立つ開業医サージャンも、進取の気概と研鑽の覚悟があれば、先進的な機器を駆使して色々な手技を取り入れることができるようになってきています。 私は、森井眼科医院のドクター、スタッフとともに、文字どおり、最新の技術と設備で、これからも最高の医療を提供していきたいと考えています。

眼科用手術顕微鏡
Proveo 8

前眼部・後眼部を問わず、手術の全過程にわたって安定したレッドリフレックスと鮮明な組織像を提供する「Proveo 8」。高解像度と深い焦点深度をあわせもつライカ独自の光学設計で、ディテールまで細やかに観察。必要に応じて360°全方向からセットすることができる、広角観察システム(OCULUS社 BIOM 5)を併用することで、硝子体手術中に非接触で眼底を広範囲に観察することも可能。新たに、BIOM 連動フォーカス機能が追加されたことにより、眼球と顕微鏡の距離を一定に維持することができるようになりました。手術を中断することなく眼底を観察できるので、ワークフローがより快適に。

眼科用手術顕微鏡 Proveo 8

医療法人社団新緑会森井眼科
森井 勇介先生

1958年に祖父の代に滋賀県大津市に開業された森井眼科医院を、2007年から三代目院長として運営しておられ、毎年1000件以上の白内障手術を行うボリュームサージャン。

医療法人社団新緑会森井眼科 森井 勇介先生
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