ライカの新しい共焦点レーザー顕微鏡STELLARISは、より生命の真実に迫るために「POWER、POTENTIAL、PRODUCTIVITY」の3つを新たに創造しました。第2弾はPOTENTIALをお届けします。
革新的なイメージングモード TauSenseとは
1. TauContrast -新機軸の情報を探求-
ワンクリックで蛍光寿命情報を瞬時に取得
TauContrastはCell Signaling、代謝状態、pHやイオン濃度など、機能的な情報への即座アクセスを可能にします。
Root-hypocotyl-junction of Arabidopsis thaliana. Chlorophyll, Life-Act Venus, IProp.(Era et al. Plant Cell Physiol., 2009). Sample courtesy: Dr. Krebs, COS, University of Heidelberg.
輝度情報とフォトン到達時間の同時取得
細胞の状況に応じた様々な分子の機能をLifetime(蛍光寿命)をベースにした情報を用いて探究することができます。
2. TauGating -イメージクオリティに磨きをかける-
蛍光寿命により自家蛍光を除去することが可能に
TauGating は必要なシグナルを維持しつつも不要な背景光を除去し検出効率を最大化します。
HeLa cells. (左)従来の共焦点画像。カバーガラス面からの反射光が含まれる。(右)TauGatingにより反射光を除去することができる。
様々な検出シグナルから必要な情報を容易に識別
植物サンプルにおけるクロロフィルや、ゼブラフィッシュの色素細胞など、従来の蛍光輝度イメージングでは蛍光色素との識別が困難なシグナルも、TauGatingにより識別することが可能です。
スペクトル情報を利用せずにDye Separation
TauSeparation はスペクトルの完全なオーバーラップですら分離を可能にします。
NE-115 cells. LifeAct-mNeonGreen (left: yellow, right: red), MitoTracker Green (left: yellow, right: green), NUC Red (left: gray, right: blue), and SiR-tubulin (left: gray, right: magenta). Courtesy: Max Heydasch, University of Bern and Spirochrome
拡大表示(左)従来の蛍光強度によるイメージング。近似するスペクトルをもつ2つの蛍光色素を分離することができない(LifeAct-mNeonGreenとMitoTracker Green:黄)(NUC RedとSiR-tubulin:灰)(右)TauSeparationによるイメージング。蛍光寿命の違いに基づいて、蛍光色素を分離することができる。
シリーズ第3弾 STELLARISのPRODUCTIVITYとは